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日本人の食生活の変化が及ぼす影響
─血管疾患の増加─
大豆は、日本人を含むアジア人の食生活において、 古くから重要なタンパク源でした。ところが、厚生労働省国民栄養調査でみると、過去45年間で、大豆を含む植物性タンパク質の摂取量 は明らかに下降気味です。 それに対して、動物性タンパク質と脂質の摂取量 は急激な伸びを示してい ます。
戦後10年目の1955年時点では、動物性タンパク質と脂質の摂取量が栄養的に 充分であったとはいえません。高度成長が終焉に向かい始めた1975年頃にはそれが、程良く改善されたのですが、逆にその後は摂取量 が増え続ける一方で、 最近はその過剰摂取状態が問題視されてきました。つまり、食生活での欧米化が急速に進んだ結果 、さまざまな健康問題が生まれてきたといえます 。
このような変化に伴って、日本人の総コレステロール平均値は年代・性別 に関係なく上昇し ています。
総コレステロール値が高いとは、260mg/dl以上をいいますが、日本人の成人男性の6.0%、成人女性は7.8%がそれに相当します。 この数値に、境界域(総コレステロールが220〜259mg/dl)にいる成人男性22.8%、成人女性27.7%を加えると、日本では成人の3人に1人が血中コレステロールに問題があるといえるのです。その総数は、およそ3,000万人と推定されます。
ところが、実際にコレステロールや中性脂肪が高いにもかかわらず、 そのことを自覚・認識している人は半数にも満たないのです。
では、コレステロール値が上がるとどうなってしまうのでしょうか。
日本人の死亡原因は、 1位がん、2位心疾患(心臓病)、3位脳血管疾患(脳卒中・脳梗塞)となっていますが、この2位 、3位はコレステロール値と密接な関係があるのです。コレステロール値が 上がると動脈硬化が起こり、心臓や脳などの血管疾患の原因をつくります。こうして引き起こされた心疾患や脳血管疾患の患者を合わせると、第1位 のがんにも匹敵するのです。 現代の日本では、米国における心臓病対策や食生活の改善などを、「対岸の火事」として見過ごしてはいられない状態になってきました。
そこで、注目されるのが、大豆タンパクです。 その生理機能に関する研究の中で、コレステロールを低下させ、脂質代謝を活発にさせるという効果 が発見されました。また、エネルギーの代謝にも好ましい 影響を及ぼすことも分かってきています。
日本人もまた、今後さらに多くの大豆タンパクを必要とする時代になってきているのです。
資料参照:大豆たん白健康情報センター
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